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ママがんばってません。

特撮とかEテレとか戦国鍋とかの感想とか。

6歳に『鳥人戦隊ジェットマン』を見せたら面倒な事になった。

その他特撮

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第15代スーパー戦隊鳥人戦隊ジェットマン』を我が家の子供ら6歳に見せた。
結論から言うと、息子が泣いてた。しかも二度。

いや、今回ばかりは冗談でなく凄いと思った。ジェットマン、想像以上の戦隊で驚いた。想像の遥か遥か上空を眩しく麗しく飛んでた。

そもそも、なぜ今更ジェットマンかというと、昨年に書いたこちらの記事↓


5歳児に20年分のスーパー戦隊作品を見せた結果〜いろいろランキング〜 - ママがんばってません。

色々あってブログを3回引っ越したこの記事、引っ越した先々で「ジェットマンないんだ?」的なBコメを頂いた。え?何?何でそんなにジェットマン?て思ってた。そして、これはやはり子供らに見せてみよう、そう思った。(今、youtube東映ch.でも配信されているようなので未視聴の方は是非)

思えば数年前の初秋、NHK朝ドラで梅ちゃん先生を巡っての真剣赤と冒険赤の戦いの一部始終を見届けた後より、戦隊好き当時4歳半だった子供らとの楽しいヒーロー生活が始まった。毎晩夕食後に1日1枚以上のペースでDVDを親子で視聴、だいたいOPとEDと予告をSKIPで見ると1枚90分程で見てしまう。レンタルDVD屋を何件か巡りながら、レンタル中になってない過去戦隊のDVDをランダムに借りて見続けた。しかし何故か、『鳥人戦隊ジェットマン』だけは、借りようとしても息子が渋って首を縦に降らなかったのだ。

 

その理由はおそらく、それまで未視聴の戦隊であっても、息子の中では『予備知識』があった事。
★3歳からの愛読書『全スーパー戦隊パーフェクト超百科』。
某児童誌の付録で付いてきた『全スーパー戦隊紹介DVD』。
そして一番の理由は、『海賊戦隊ゴーカイジャー』のレジェンド回。これだと思う。

 

海賊戦隊ゴーカイジャー』は、レンジャーキーを使用する事により過去全ての戦隊にゴーカイチェンジ出来るという、いわば35番目の記念戦隊であり、過去の戦士本人が顔出しで登場するレジェンド回なる話があったわけだが、どうしても『ジェットマン』回だけは異色すぎて、子供があまり楽しんでなかった。
どんな戦隊であれ、ヒーローなりに『爽やか』『熱血さ』『明るさ』があるものだが、逆に『ジェットマン』からは『酒』『煙草』『女』と、夜の酒場臭がバリバリ醸し出され、EDでも『ジェットマンはトレンディ〜♪』と歌詞にされてる始末。全く児童推薦的な物を感じない。不純異性交遊戦隊だ。

でも今回、半ば強引に息子を説得し、『ジェットマン』を借りて見た。久しぶりの戦隊DVD視聴。子供らも小学生になって忙しくなり保育園時代ほどTVを見る事が無くなったので、見るのに多少時間かかってしまったが、とりあえず全話視聴したので感想を書く。


★見た人
・息子6歳:一番好きなヒーロー=仮面ライダークウガ。将来の夢=獣医、SASUKEに出る
・娘6歳:一番カッコイイと思うヒーロー=仮面ライダーアギトの方の津上翔一。将来の夢=ケーキ屋さん

 

★見た反応
まず、第一話視聴後に息子がこう言った。

「ブラックの人ってさ、カイザのアレに似てるよね?」
…出たな、草加雅人。
息子が「これって誰かに似てるよね」と言った事は、過去20の戦隊を見てもたった一度だけ、1年前に『タイムレンジャー』の滝沢直人を見た時だけだ。その時も「カイザの草加に似てる」だった。何なんだ、草加雅人。しかも、滝沢直人の場合は最終回後にソレを言ったにもかかわらず、今回は第一話で言い放った。何なんだ草加雅人。
脚本家が同じとかそういう事を子供は知る由もないので、何をどう思ったのかは解らないが、ブラックコンドル結城凱の第一印象を、息子は草加みたいだと言った。

それも含めて前半。なんつうかもう、どうにもならないくらいの泥沼恋愛劇場で、正直、子供らも母も戸惑いを隠せなかった。
戦闘シーンはいい。ただ、赤・白・黒の三角関係がだめだ、見ていられない。
『地球の平和よりも惚れた女の方がずっと大事』でおなじみのブラックコンドル結城凱が、特にそれだ。

逃げるホワイトスワンを追いかけ、捕まえて抱き締めるブラックコンドル
→「俺を見てくれ!俺を見ろ!お前に惚れてる男はここにいる!」と言って、無理矢理ホワイトの唇を奪うブラック。
→ホワイトにビンタくらってまた逃げられるブラック。
→逃げた先で敵に捕まるホワイト。
→「頼む!香(ホワイト)を元に戻してくれぇぇぇ!」とか言って、あろうことか敵の足元で土下座するブラック、、、

勘弁してください。子供が目線をくれません。

私はその場を取り繕う為に苦笑いするしかなかった。

子供らはイエローとブルーばかり応援している。特に、イエローの雷太がお気に入りのようだった。

 


物語も中盤。敵幹部マリアがレッドの元恋人と発覚し、レッドがボケてしまった頃、息子が言った。

ジェットマンてさ、みんな揃って戦う事あんまりないよね。戦う時にいつも誰かいないでしょ。一番は凱、二番は香……だけど、いつも絶対に竜だけはいたんだけど、今回初めて、戦いに竜が来てないね

お前、見てないようでホント良く見てるな。
それが一体どういう事なのか、最後まで見終わって私もやっと解ったような気がした。

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そして終盤。37話。トランザが君臨した時のラディゲの叫び「トランザ様ァァァァァ!」。これが子供らにハマッたようで、何度も真似してた。「中身は負けず嫌いの子供だよトランザ。なのにトランザさまーって、さまーって言っちゃったよラディゲ」みたいな。
そこに、47話『帝王トランザの栄光』での逆転劇。驚いた。「やられたから やりかえしたんじゃない?ムカついたから」と娘6歳がサラッと言った。大人だ。

 

問題は42話。冒頭で言った「息子が二度泣いた」うちの一度目がこの42話。この回で突然登場する『G2』というロボをずっと「可哀想…可哀想…」と言い続け、最後の爆破で息子が泣いた。
何故、一見、本筋に関係ないようなこの話を終盤に持ってきたのか解らないが、奥が深く良く出来た話だなぁと私は唸った。

 

そして、息子が泣いたもう一回は、例の最終回だ。
「ま〜た凱がいない、結婚式なのに、しょうがないな〜」と笑ってた息子の笑顔をよそに、凱が刺され、あのベンチの場面。
ベンチにもたれ掛る凱に気づかず、みんな幸せそうにアハハ!と笑っている。ここで、EDのイントロが流れる…
「え…?え…?あれ…?」
無言で『こころはタマゴ』を聞く息子。じっと画面を見続け、そして『おわり』の文字。
「…誰も、凱に、気づいてくれないない…」息子の涙腺が静かに崩壊。それ見て母さんもらい泣き。

 

息子が今まで特撮見て泣いたのはただ一度だけだった(恐竜戦隊/ブライ兄さん消えた次の回)。生き物が好きなので、動物関連ではよく泣く息子6歳が、ジェットマンで初めて、人間物語に対して涙を流した。それは「可哀想」ではなく、「切ない」という感情の涙だったかもしれない。

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私もジェットマンは未視聴だった(リアタイで見た戦隊はチェンジマン以前とメガレンジャー以降。その間の超獣・恐竜・五星・忍者・激走の各戦隊は子供と一緒に視聴)。ジェットマンに関しては「トレンディドラマ」という程の認識しかなかった。でも今回、本当に、見て良かった!トレンディと言ってご免なさい!不純異性交遊戦隊と言ってご免なさい!夜の酒場臭がプンプンするとか言って本当にご免なさい!殴ってください!ご免なさい!
それと、結城凱とかいう男だ。
私は今迄、『抱かれたい戦士No.1』はギンガグリーンのハヤテだった。好きで好きで、でもハヤテには婚約者がいて、「ギンガの森は戻ってもあのブスは生き返るな!ブサイク!ブサイク!」と、嫉妬で奥歯をギリギリと噛み締めた程だった。その気持ちは現在まで確固たる物で、ハヤテNo.1の牙城は揺るぎない物だった。
にも関わらずだ。そんな私の醜い心を結城凱が、「惚れるなら俺に惚れろ〜」と言ってサラッと奪ってFly Away、かっこよすぎる。さようならハヤテ、ミハルと幸せに。

 

 

その後、ゴーカイジャージェットマン回をもう一度見直し、それで鳥人戦隊は完結するはずだった。が、突然、息子が疑問を発した。
「どうして、ドンさんはブラックコンドルのレンジャーキーを持ってるの?」
そりゃ、マベちゃんが拾ってきたんだろ…という私の言葉を遮るように、
「だから、どうして天国にいる凱のレンジャーキーがあるの?どうして199ヒーローに凱がいるの?」
199ヒーローとはレジェンド大戦の事であるが、ブラックコンドルがレジェンド大戦にいる事、そしてレンジャーキーが他と同じ様に散らばった事が納得いかないと息子が言い出した。
ブライ兄・仲代先生・滝沢直人の3人は、直接ゴーカイシルバーにレンジャーキーを託した。理央とメレは、劇場版で一度生き返った。それなのに、ブラックコンドルに関しては死亡した事含め何もかも曖昧なままでここまで来てる。それが息子はモヤモヤするらしい。

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面倒な事になった。
私は質問に答えられなかったので、後日『レジェンド大戦 ブラックコンドル』で検索、ヒットした東映公式HPを見た。
『実は、レジェンド大戦にブラックコンドルを出すか否か、脚本家とPが大モメした』と書いてあった。ぐぬぬ…。

どうしてくれるんだ。少年には販促的な大人の事情が通じないのだ。奇跡的にブラックコンドルがレジェンド大戦に甦ったのなら、何かエピソードを下さいお願いします。


でも本当に『鳥人戦隊ジェットマン』、ファンが多いのも納得の作品だなと思った。私もDVD最終巻(中古だが)買ってしまった。本当に見て良かったです!ありがとう井上先生!!

 

 

余談だが、ゴーカイに出演した結城凱の顔をじっと見て娘が言った。
「凱、おじちゃんになっちゃったね」
そりゃそうさ、20年経ってしまったんだもの…遠い目をする私に娘が真面目な顔で質問してきた。
「ねぇ、ママ。人間て、死んで天国へ行っても、歳を取り続けるの?」

 

面倒くせぇなァ、もう!(泣)

 

 

 

 

※おさらい(だいたい合ってると思う)

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